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荘島幼稚園の一日

ともだち百人できるかな

み仏さま、おはようございます。

朝のさわやかな光の中、幼稚園に到着した園バスから、制服に身を包んだ子どもたちが、つぎつぎと降りてきます。出迎える先生の笑顔、応える子どもたちの元気なあいさつ。徒歩通園の子どもたち、おかあさんの顔もまじって、にわかに活気がみなぎるひとときです。

園庭の観音さまに朝のあいさつをしてから、子どもたちはそれぞれの教室へ向かいます。でも教室に入ったのも束の間、鞄をおいた子どもたちは、一斉に園庭に飛び出して元気に駆け回ります。むくの木広場のアスレチックや、長い口ーラー滑り台は、子どもたちに人気のスポットです。仲よく遊んだあとは、砂場道具やおもちゃの片づけもみんなでいっしょに。

時計の針が10時をさすと、園庭にリズミカルな音楽が流れてきます。そう、体育ローテーションのはじまりです。

マットに、跳び箱に、そして平均台に挑む子どもたち。日に焼けた顔に汗が光、そのまなざしは力強く前をみすえています。

そのあと使ったものをきちんともとどおりにするのも、みんなの手で。

ローテーションが終われば、朝礼に。先ほどまでの自由な動きと、朝礼の整然とした動きの対比がとても鮮やか。「お誓いのうた」そして「今月のうた」の歌声が、空高く響きます。

元気な声で「ハイ!」

朝礼が終わると、あっという間に園庭から教室へ。もどるとすぐに、乾布まさつのかけ声が。「イチ・ニ・サン・シ・・・・」寒い朝でもたちまち体が暖まります。

さあ、みんなが自分の席につくと、いよいよ日課活動がはじまります。最初は心を落ち着けて合掌、そして「般若心経」を唱えます。
「み仏さま、ありがとう」いつもみんなを見守ってくださるみ仏さまに、真剣な顔で感謝の気持ちを届けます。

さあ、気持ちを切り換えて、次は出席確認を兼ねた、おともだちの名前のフラッシュカード。つづいて、ひらがな、漢字、国旗と先生の軽快なテンポで、つぎつぎとくりだされる、カードとことばに目を輝かせる子どもたち。その間には、百玉そろばんや俳句の暗唱、お話の素読もあって教室の空気は心地よく張りつめていきます。

ここでは、先生と一人ひとり子どもたちが糸でつながれています・・・その糸の名を、たぶん「信頼」と呼ぶのでしょう。

いただきまーす。

午前中の活動が終わると、待ちに待った給食の時間。みんなが協力して準備した給食を前に、手を合わせて食前のことば。そして大きな声で「いただきます」。

食事を終えた子どもたちは、クラスそろって園庭に。広い園庭やアスレチックは、縦横無尽に自由な興味と動作ががひしめきあう、子どもたちの楽園です。同時に一日の中で、荘島幼稚園が最も賑わう時間でもあります。

ありがとう、み仏さま

午後1時40分、そろそろ降園の準備がはじまります。
鞄を点検し、制服を着て、先生やおともだちに「さようなら」のあいさつ。もちろん教室に祀られた仏さまにも、今日一日、がんぱったことを報告します。「今日も一日、ありがとうございました。明日も見守っていてください、み仏さま」。

教室を後にした子どもたちは、それぞれのバスを待つ場所、あるいはお迎えを待つ教室へと向かいます。行儀よく整列し、バスを待つ子どもたち。そこは、上級生と下級生が、あるいは違うクラスのおともだちが、親しくふれあう、絶好の機会でもあります。みんなの先生に見送られて、カラフルに彩られたバスが出発します。

カバン
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